一泊二日のキャンプ

旅行

少し時間が経ってしまいましたが、今回は元フラットメイトと一泊二日のキャンプに行ったお話です。

キャンプ場がなかなか見つからず、pitchup.comというサイトを使ってようやく見つけることができました。
できれば、土曜日のマタカナマーケットに行きたかったので、
その周辺か北の方で考えていたのですが、
ワイタンギデー(木)から恐らくキャンプをしている人が多かったのか、
全然見つからず、諦めかけていたところ、
Thamesというオークランドから南東のコロマンデルの手前に
空きがあることが分かり、車で約1時間半だったので即予約。
大人1人$30、追加の人は+$10でテント泊ができます。
この料金にはトイレ、キッチン、wifi使用料が含まれています。
ただ、シャワーは暖かいシャワーを使用する場合、5分で$1必要でした。

キャンプ場に行くだけではもったいないので、初日は
そこから30分ほど、南に下った、Paeroaで昼食を取ることにし、
更に、その先のKarangahake Gorgeを散策することにしました。
私は5回目のKarangahake Gorgeでした。

メインの駐車場は満車だったので、サブの方へ駐車し、橋を渡ってトンネルへ。
トンネルの手前5mくらいで空気の温度がガラッと変わり、
天然のエアコンの中に放り出されたような感覚に陥りました。
半袖では肌寒く、上着を持ってくるべきだったと後悔。

ここはトンネルの中で土ボタルを見ることができるので、
まだ土ボタルを見たことがない人と行くときには、目を凝らしながら歩きます。
今回もポツポツと土ボタルの青白い光を2,3か所に見つけることができました。

トンネルを抜ける直前から今度は外の空気が流れ込んできて暑さを感じました。
そして外に出ると元の暑さの倍くらいに暑さを感じました。
トンネルを引き返そうかと思いましたが、折角なので、川沿いに歩いて戻ることにしました。
水のせせらぎと、時折聞こえる鳥のさえずりで、すっかり癒されました。

また2号線に戻り、目的地のThamesへ。海岸沿いを走っていると宮崎や大分を思い出しました。
潮干狩りができたら良かったのですが、満潮でできなかったので、
今晩のパエリアに入れる天然の食材は確保できず、Pak’n’Saveへ。
贅沢にムール貝、えび、Snapper(鯛)、そしてワインをゲット。

持ってきていた他の食材と合わせ、いざ調理。
一度食材をキッチンで洗い、自分たちのテントエリアで切ったり、調理したりしました。
にんにくをオリーブオイルで炒めるにおい、更にトマトソース、人参、玉ねぎの香りが最高でした。
続いてsnapper、えび、ムール貝を投入。
美味しくないわけがない。しっかり火を通し、最後に洗ってしまった米を投入。
強火5分から弱火12分+α
とてもおいしい贅沢なパエリアが出来上がりました。
2人で食べきれるかなと思う量でしたが、ぺろりといけちゃいました。
食後には友人から頂いたお吸い物を飲み、心も体もぽかぽか。

食器を洗い、椅子やテーブルは寝るときには車の中に保管し、就寝。
寒いかもと思って、こたつソックス、ダウンジャケットなど持って行きましたが、
逆に暑く、汗をかいていました。
鳥の鳴き声、どんぐりが落ちて何かにぶつかる音、隣人のいびき、
まさに、キャンプしているなと感じながら眠りにつきました。

Day 2

恐らく明け方に雨が降っただろう音がしていたけど、起床時午前8時にはすっかり渇いていました。
朝食は持ってきた自家製グラノーラの上にこんもりバナナ、リンゴ、桃をのっけて豆乳をかけていただきました。
野外で食べるのって、いつもと同じ食事でも心なしかおいしく感じる。
幸せだねーって話しながらもりもり食べました。
朝ゆっくり起きて、ゆっくり朝食とって、自然の音に耳を傾けて、
至福の時でした。

10時にcheck outする予定が、テントがうまくたためず、30分遅れで無事出発。
2日目はClevedonのfarmer’s market経由で帰宅予定だったので、2号線から25号線に入り、
暫くは同行車なく、1台で寂しく運転。
そう思っていたら、いつの間にか後ろに車がいて、くねくね道なのに、時速80キロや100キロの
ところが多く、煽ってくるので、安全な場所によけて先に行ってもらいました。
(余談ですが、ニュージーランドではどんなにあなた自身が車の運転が上手でも、他の人がへたくそなので、もらい事故をすることがあります。)

12時になる5分前に着くと、まだまだにぎわっていて、前回(おそらく8年前)に
来た時よりも出店数も増えていました。
全体的に食べ物が多く、食べ物以外はラベンダーのオイル、キャンドルのブース、花屋さん、刃物屋さん、とドッグフードくらいでした。
ハンドメイドの雑貨も期待していたので、ちょっと残念。
私はお花に一目ぼれし、生花を2束(閉店前だったので、激安の$20)、
そして、1週間後に控えた、退職の日に同僚に何かを上げようと思っていたので、
ドライフラワー(1個$26)を8個購入。
どれも可愛くて、ウキウキしながら帰宅しました。

とても有意義な休日になり、とても幸せでした。